どんなに注意していても、鍵を無くしてしまったという経験、皆さん一度はあるのではないでしょうか。
深夜に無くしてしまうと、どうすればいいのか対処法がわからず途方に暮れるしかない、なんてこともあるかもしれません。
また、万が一家の鍵が盗難されていた場合、空き巣に入られてしまうなどさらに大きな問題に発展してしまうリスクもあります。
この記事では「鍵を無くした時の対処法」について解説していきます。
鍵を紛失してしまった時でも焦らなくて済むように、この記事を読んで備えておきましょう。
- 鍵を無くした時は警察に届け出る
- 鍵の作成費用相場は11,000円~
- 一般的な鍵であれば5分程度で開錠可能
- 賃貸の鍵を無くした時は管理会社や大家さんに連絡する
- 鍵の開錠や交換は専門業者への依頼がおすすめ
鍵を無くした時に最初にやるべきこと
鍵を無くしてしまうと、焦ってしまいどんどん何をすればいいのかわからなくなってしまいがちです。
ここでは鍵を無くした時に最初にやるべきことを優先順位ごとに解説していきます。
焦っても状況は変わりませんので、落ち着いて今の状況を整理しましょう。
①身の回りを探す
鍵を無くしたら、まずは身の回りをくまなく探しましょう。
何気なくしまってしまいバッグや服のポケットの中など、何かに紛れてしまっているかもしれません。
鍵が紛れ込みやすいのは以下のような場所があります。
- バッグの底
- バッグのポケット
- 服のポケット
- 車のシートの下
- トイレ
- 書類の下
- 車のダッシュボード
- 脱いだ靴の中
鍵を無くすと焦ってしまいがちですが、落ち着いて自分が普段おこなうルーティン通りの行動を意識して探してみましょう。
物を無くしやすい人は、何をどこに置くかしまうかを決めておくと無くし物をしにくくなります。
②立ち寄った場所に確認
身の回りを探しても見つからなかった場合、その日に立ち寄った場所に鍵の落とし物がないか確認しましょう。
落とし物で届けられていない場合もあるので、電話確認だけでなく自分自身でも再度探しに訪れるとなお安心です。
また、その際にはその日に通ったルートをもう一度引き返してみることで思いがけない場所に落ちている鍵を見つけることができるかもしれません。
立ち寄っていても何気なく通っているため気付きにくい以下のような場所があるので注意しましょう。
- トイレ
- 水道
- エレベーター内
- レジ付近
- バスなどの座席の間
落とし物がすぐに自分のものだと証明するためにも、キーホルダーなどをつけておくことをおすすめします。
③警察に届け出る
身の回りや立ち寄った場所にもなかった場合は、警察に届出を出しましょう。
警察では「遺失届」や「盗難届」を出すことができるとともに、落とし物として届けられていないか確認することが可能です。
その日のうちに届いていなかったとしても、後日誰かが届け出てくれた場合や盗難された場合でも見つかりやすくなります。
警察署でなくても近くの交番で届出は出すことができるので、鍵を紛失した場合はなるべく早く届け出ましょう。
また、オンラインで届出を出せる地域もあるようなので、詳しくは地域の警察署などのホームページを確認してみてください。
④保険会社へ連絡
鍵の紛失が保障対象になる保険に加入している人は保険会社にも連絡しておきましょう。
保障対象となっている場合、鍵の交換や新規作成にかかる費用を補填してもらえる可能性があります。
賃貸入居時に加入した火災保険は、保障内容をきちんと把握していない人も多いので、念の為確認しておきましょう。
詳しくは自分が加入している保険を確認・または問い合わせてみてください。
鍵の紛失に対する保障が適用されるのは、おもに火災保険です。気になる人はチェックしてみてくださいね。
家の鍵を無くした時の対処法
探しても見つからない場合は、新しい鍵を手に入れる必要があります。
また、盗難された可能性を踏まえて鍵の交換なども検討したほうがよいでしょう。
ここではケース別に家の鍵を無くした時の対処法について解説していきます。
①持ち家の場合:交換・作成
持ち家の鍵を無くした場合は、自分たちの判断で鍵を交換もしくは新しく作成しましょう。
新しく作成するだけでも構いませんが、万が一鍵が盗まれていた場合に備えて可能であれば鍵を交換することをおすすめします。
鍵の交換や作成は専門業者に依頼するのが最善策といえるでしょう。
専門業者に依頼することで防犯対策や紛失防止策などのアドバイスを受けることもできます。
各専門業者によって修理費用や作業時間は異なるので、正式に依頼する前に何社かで見積もりを出してもらうと安心できるでしょう。
②賃貸の場合:管理会社へ連絡
賃貸の鍵を無くした場合は、まず管理会社や大家さんに連絡しましょう。
連絡したあとは、管理会社の指示に従って鍵の作成や交換をおこなってください。
紛失した際、勝手に合鍵を作ってしまうと、退去のタイミングで鍵の番号や数が合わず違約金を請求されることがあります。
万が一紛失が夜中で対応時間外である場合は、鍵の専門業者に依頼して開錠だけはしてもらって構いません。
その後対応時間になったら、管理会社や大家さんに連絡を忘れずにしましょう。
③鍵の専門業者へ連絡
管理会社の対応時間外に鍵を紛失した場合や実際に開錠・交換・作成を依頼する場合は、鍵の専門業者へ連絡しましょう。
24時間対応の業者であれば、深夜早朝にかかわらず自宅まで出張して鍵の作成や交換をしてもらえます。
合鍵などが一つもない場合でも、鍵穴から鍵は作成することができるため心配は必要ありません。
また、盗難された可能性を考えて鍵を紛失した場合はなるべく交換してしまったほうが安心できるでしょう。
緊急の場合は仕方ありませんが、後日交換や作成を依頼する場合は、何社かで見積もりを出してから依頼することをおすすめします。
カギの救急110番では、最短5分でトラブルを到着し、最短即日で解決してくれます。
その他の鍵を無くした時の対処法
家の鍵を無くした時には管理会社などに連絡する必要があるということは前述しました。
ここでは家以外の鍵を無くした時の対処法について解説していきます。
車やバイクの鍵:販売店・専門業者へ連絡
車やバイクのカギを無くしてしまったときは、自動車販売店もしくは鍵の専門業者へ連絡しましょう。
自動車販売店へ連絡すれば、購入時と同じ品質である純正キーを作成してもらうことができます。
一方で専門業者の場合、汎用キーとなるため感度などの精度は落ちてしまいますが、深夜早朝問わず対応してもらうことが可能です。
このように、車やバイクの鍵を無くした場合は、状況に応じて連絡する業者を選ぶことをおすすめします。
鍵の専門業者の場合、スマートキーやイモビライザーキーには対応していないこともあるので、依頼の際は事前に確認しておきましょう。
金庫やスーツケースの鍵:メーカー・専門業者へ連絡
金庫やスーツケースの鍵を無くしてしまったときは、メーカーもしくは鍵の専門業者へ連絡しましょう。
スーツケースなどの鍵を無くしてしまった時というのは、緊急に開錠しなければならないというケースが多いでしょう。
そのため、即時に対応してもらえる鍵の専門業者への連絡をおすすめします。
もちろん合鍵が無い場合でも、鍵穴から鍵を作成することが可能となっているので安心です。
金庫など持ち運びが難しい鍵の場合は出張してもらえるので、自宅がある地域に対応している業者を探してみてください。
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その他の鍵:鍵の専門業者へ連絡
その他のロッカーや机・倉庫の鍵など大抵の鍵は専門業者に依頼すれば、開錠も作成も可能です。
ほとんどの形式の鍵の作成は即日対応してもらえるので、鍵を紛失した際には検討してみてください。
鍵を無くした際に交換にかかる費用
鍵を無くした時には、盗難された可能性を考えて交換することも検討したほうがよいでしょう。
ここでは鍵の交換を専門業者に依頼した場合の費用相場を鍵の種類に分けて解説していきます。
- 家の鍵の交換費用相場は11,000円~
- 鍵の作成時間目安は5分~1時間
- 合鍵が無くても鍵穴から鍵の作成は可能
- 時間帯にかかわらず対応してもらえる鍵の専門業者がおすすめ
鍵の交換にかかる費用
鍵を無くした際にかかる費用相場は以下のとおりです。
費用相場 | |
---|---|
家の鍵 | 11,000円~ |
車の鍵 | 16,500円~ |
バイクの鍵 | 12,000円~ |
金庫の鍵 | 9000円~ |
スーツケースの鍵 | 7000円~ |
その他の鍵 | 8000円~ |
作成費用だけでなく、出張代や深夜料金で割増しになることもあるので、必ず見積りは出してもらいましょう。
鍵の交換にかかる時間
鍵の交換にかかる時間目安は以下のとおりです。
作業時間目安 | |
---|---|
開錠 | 5分~30分 |
交換 | 30分~90分 |
作成(合鍵あり) | 5分~30分 |
作成(合鍵なし) | 30分~1時間 |
鍵の種類によっては即日対応不可のこともあるので、詳しくは見積りなどで確認することをおすすめします。
家の鍵を無くさないためにできること
ここでは家の鍵を無くさないためにできることについて解説していきます。
①音のなるものをつける
鍵に鈴などの音のなるものをつけることで無くしにくくなります。
音のなるものがついていれば、落としたときにも気付きやすく、また探しているときにも音を頼りにできるので見つかりやすくなります。
もし音がなるのが気になるのであれば、大きめのキーホルダーなど目立つものをつけることでも無くしにくくなるでしょう。
②紛失防止タグをつける
鍵に紛失防止タグをつけるのも無くしにくくなる一つの方法です。
紛失防止タグとはGPSが搭載されているキーホルダーのようなもので、位置情報を確認できる機能を持っています。
スマートフォンの位置情報アプリを利用して簡単に位置情報が確認できるため、誰にでも利用しやすいといえるでしょう。
③鍵の種類をダイヤル式などに変える
鍵を頻繁に無くしてしまうのであれば、ダイヤルなどで開錠できる形式の鍵に変えてしまうというのも鍵を紛失しなくなる一つの方法です。
ダイヤル式やタッチ式の鍵に変えてしまえば、そもそも持ち運ぶ鍵がないため無くすことがなくなります。
ダイヤル式やタッチ式の鍵への交換も専門業者に依頼することが可能です。
しかし、一般的な鍵を使ったものよりも交換には費用がかかるため、検討する際には必ず見積りを出してもらってから依頼してください。
暗証番号がバレてしまうと、盗難に遭いやすくなるというデメリットも持っているので、開錠の際には細心の注意を払いましょう。
④スマートロックに変える
上記で紹介したダイヤル式やタッチ式の鍵よりもセキュリティ性に優れた形式がスマートロックです。
スマートロックとは、一般住宅でも鍵の開錠・施錠をスマートフォンやカードでおこなえる商品です。
いちいち鍵をポケットやバッグなどから出し入れする必要なく鍵の開閉ができるため、利便性やセキュリティ性能に非常に優れています。
既存の鍵の上に取り付けて使用するため、普通の住宅や賃貸でも設置可能という点は大きな魅力でしょう。
家の鍵の形によっては設置できないこともあるので、検討している人は必ず自分の家の鍵が対応しているか必ず確認しましょう。
鍵を無くした時に関するよくある質問
ここでは鍵を無くした時に関するよくある質問に回答していきます。
鍵を無くした時に保険は適用される?
保険によっては鍵の紛失も保証してもらうことができます。
家や家財に被害があった場合に備える火災保険が鍵の紛失に対応している保険です。
詳しくは加入している保険もしくは加入を検討している保険の内容をチェックしてみてください。
家の鍵を作るのにかかる値段はいくら?
家の鍵を作るのにかかる費用相場は、11,000円~です。
また、合鍵の有無や鍵の形により変化はしますが、作成時間は5分~1時間で完了します。
作成費用は深夜料金や出張代がプラスになることもあるので、しっかり確認してから依頼しましょう。
賃貸の家の鍵を無くしたらやばい?
賃貸の家の鍵を無くした場合、交換費用を請求される可能性があります。
賃貸の鍵の紛失は、盗難の可能性もあることから管理会社にとっても非常に大きな問題です。
そのため鍵を紛失した場合、管理会社はその部屋の鍵の交換をおこないます。
交換は紛失した人の責任であるため、交換費用を請求されることがあるのです。
また、勝手に合鍵を作成してしまうと、空き巣に入られる・退去時に違約金を請求されることがあるため、管理会社への連絡は必ずおこないましょう。
入居時の火災保険の特約によって交換費用などを保障してもらえることもあるので、万が一の場合は確認してみてください。
鍵を無くした時のおすすめの探し方は?
鍵を無くした時に探してみてほしい場所は以下のとおりです。
- バッグの底
- バッグのポケット
- 服のポケット
- 車のシートの下
- トイレ
- 書類の下
- 車のダッシュボード
- 脱いだ靴の中
鍵を無くしても、焦らず自分の行動をゆっくり思い出してみることが大事です。
新しい鍵は何分でできる?
新しい鍵の作成時間目安は以下のとおりです。
作業時間目安 | |
---|---|
開錠 | 5分~30分 |
交換 | 30分~90分 |
作成(合鍵あり) | 5分~30分 |
作成(合鍵なし) | 30分~1時間 |
鍵の形・種類などによっては即日対応してもらえないこともあるので、事前に確認しておきましょう。
車の鍵を無くすと運転できない?
車やバイクの鍵は無くすと、運転はできません。
スマートキーを紛失してもドアが開くということは、鍵は近くにあるということです。
探していない思いがけないところがないか注意深く探してみましょう。
また、専門業者ではスマートキーやイモビライザーなども作成可能であるため、どうしても見つからない場合は検討してみてください。
家の鍵を無くしたときに家に入る方法は?
賃貸の家の場合は、管理会社や大家さんに連絡することで部屋の鍵を開けてもらうことができます。
また、鍵の専門業者であれば持ち家・賃貸関わらず最短5分程度で開錠が可能です。
深夜などで管理会社や大家さんに連絡がつかない場合は、専門業者の利用を検討してみてください。
家の鍵を無くした場合、警察に届け出たほうがいい?
家の鍵を無くした場合は、警察に「遺失届」「盗難届」を届け出ましょう。
紛失届を出すと、警察署や交番に鍵が届けられた場合に連絡をもらうことができるため、見つかりやすくなります。
「遺失届」「盗難届」どちらを届け出たほうがよいかわからない場合は、警察に相談してみましょう。
「遺失届」「盗難届」は警察署や交番ではなくオンラインでも届け出が可能な地域もあるため、面倒でも必ずおこないましょう。
家の鍵を無くした場合、交換したほうがいい?
家の鍵を無くした場合は、鍵を交換したほうがよいでしょう。
交換する場合、持ち家であれば自己判断で依頼できますが、賃貸の場合は管理会社や大家さんに連絡する必要があります。
その際にかかる交換費用は、鍵を無くした本人の負担になることがほとんどですが、空き巣のリスクを考えると交換のメリットの方が大きいでしょう。
もし後日鍵が見つかったとしても、すでに合鍵を作成されている可能性もあります。
そのため、家の鍵を無くした場合はなるべく早く鍵を交換したほうがよいのです。
鍵を無くした時のまとめ
この記事では「鍵を無くした時の対処法」について解説してきました。
「鍵を無くした時の対処法」の重要なポイントは以下のとおりです。
- 鍵を無くした時は警察に届け出る
- 鍵の作成費用相場は11,000円~
- 一般的な鍵であれば5分程度で開錠可能
- 賃貸の鍵を無くした時は管理会社や大家さんに連絡する
- 鍵の開錠や交換は専門業者への依頼がおすすめ
鍵を無くした時は、焦らず身の回りを探し、それでも見つからない場合は警察に届け出ましょう。
鍵の開錠や作成は、専門業者に依頼することをおすすめします。
また、盗難による紛失の可能性もあるため、鍵の交換や二度と無くすことがないような工夫が重要です。
専門業者は防犯対策などのアドバイスなどもしてくれるので、対処法に困ったらぜひ一度利用を検討してみてください。