また年収500万円と言われても、どのレベルの生活ができるのか不安にもなってしまいますよね。
年収500万円は、日本人の平均年収443万円と比較すると高収入に分類されます。
この記事では、年収500万円がどのような生活ができて実際に受け取れる手取り額がどれくらいなのか、などを詳しく解説していきます。
年収500万円について詳しく知って、今後のライフプランに備えていきましょう。
年収500万円の手取りとは?
年収500万円とはいっても、そこから税金が引かれるため実際に手に入れることができる金額は変わります。
ここでは、年収500万円といわれる人の手取りやボーナスの金額を解説していきます。
- 年収500万円の手取り年収は396万円
- 年収500万円の手取り月給は33万円
- ボーナスは年収の約25%である99万円ほどが相場(年2回で)
年収500万円について上記のように言われています。
年収500万円の手取り
収入から引かれる税金や保険料の代表例として、「所得税」「住民税」「社会保険料」「雇用保険料」が挙げられます。
税金は収入によって金額が変動するため、年収としての金額は同じ500万円だとしてもボーナスがあるかないかで手取りの金額も変わってくるのです。
ボーナスあり | ボーナスなし | |
---|---|---|
額面年収 | 500万円 | 500万円 |
手取り年収 | 396万円 | 396万円 |
手取り月給 | 24.75万円 | 33万円 |
ボーナス金額 | 99万円 | – |
※ボーナスは月給の2ヶ月分、年2回支給
一般的に年収にかかる手取りの比率は年収が上がるにつれて少なくなっていきますが、年収500万円の場合79%程度であることが多いようです。
年収500万円のボーナス
ボーナスは、月給の2~3ヶ月分を年2回支給する企業が多いようです。
【年収500万円 ボーナス月給2ヶ月分年2回支給の場合】
500万円÷(12ヶ月+2ヶ月×2回)=24.75万円
となり、基本月給は24.75万円であるためボーナスは約49.5万円ということができます。
年収にかかるボーナスの比率は企業や勤続年数によって変化しますが、年収の約25~30%程度であることが一般的なようです。
また、ボーナスからも税金や保険料が引かれるため、実際に受け取れる金額は少なくなります。
年収500万円の割合は全体の何%?
年収が500万円台の人の割合は全体の約10.5%、500万円以上の人は約31.5%となっています。
日本人の平均年収は約443万円であるため、年収500万円は高い年収の部類に入るということができるしょう。
ここではジャンル別に年収500万円の割合がどれくらいかを解説していきます。
【職業】年収500万円の割合
年収は職業によっても大きくその平均額が異なるのです。
ここでは平均年収がおよそ500万円の代表的な職業を紹介します。
職業 | 平均年収 |
---|---|
全体平均 | 443万円 |
複合サービス事業 | 494万円 |
建設業 | 511万円 |
製造業 | 516万円 |
専門・技術サービス 教育・学習支援業 |
521万円 |
参考:国税庁
【年齢】年収500万円の割合
平均して年齢が上がるにつれて、年収も上がっていくことが一般的です。
ここでは、年代別の平均年収を解説していきます。
年代 | 平均年収 |
---|---|
全体平均 | 443万円 |
20代 | 320万円 |
30代 | 432万円 |
40代 | 492万円 |
50代 | 524.5万円 |
60代 | 380.5万円 |
参考:国税庁
表を見ると、平均年収が500万円を超えるのは50代のみのようです。
【女性】年収500万円の割合
年収500万円台の女性の割合は、約5.5%といわれています
女性は男性と比べて年収が上がりにくい傾向がありますが、これは結婚や出産によってキャリアアップしにくいという点が大きな原因の一つです。
ここでは、女性の平均年収を解説していきます。
年代 | 平均年収 |
---|---|
全体平均 | 443万円 |
20代 | 288.5万円 |
30代 | 431万円 |
40代 | 492万円 |
50代 | 524.5万円 |
60代 | 380.5万円 |
参考:国税庁
【男性】年収500万円の割合
年収が500万円台の男性の割合は、約14%です。
ここでは、男性の平均年収を解説していきます。
年代 | 平均年収 |
---|---|
全体平均 | 443万円 |
20代 | 345.5万円 |
30代 | 502.5万円 |
40代 | 607万円 |
50代 | 675.5万円 |
60代 | 480万円 |
参考:国税庁
男性の場合、30代を超えると定年退職が一般的な60代前半までは平均年収が500万円を超えていることがわかります。
年収500万円の生活レベルはどのくらい?
これまでに年収500万円がどれくらいの割合で存在しているのかを解説してきました。
では、年収500万円だと一体どういったレベルの生活ができるのでしょうか。
ここでは、年収500万円の生活レベルについて解説していきます。
【一人暮らし】年収500万円の生活レベル
一人暮らしの場合、年収500万円でも十分に余裕のある生活をすることができます。
年収500万円(ボーナスなし)手取り月給33万円の場合、生活レベルは以下のとおりです。
支出 | 金額 |
---|---|
家賃 | 8万円 |
光熱費 | 1万円 |
通信費 | 1万円 |
食費 | 5万円 |
交通費 | 1万円 |
日用品費 | 1万円 |
交際費 | 3万円 |
貯金 | 5万円 |
合計 | 25万円 |
毎月5万円の貯金をしても8万円は自由に使うことができるため、節制した生活でなくても趣味や将来の投資にあてる余裕は十分にあるといえます。
【実家暮らし】年収500万円の生活レベル
実家暮らしの場合、年収500万円だとかなり余裕のある生活をすることができます。
年収500万円(ボーナスなし)手取り月給33万円の場合、生活レベルは以下のとおりです。
支出 | 金額 |
---|---|
家賃 | – |
光熱費 | – |
通信費 | 1万円 |
食費 | 3万円 |
交通費 | 1万円 |
日用品費 | 0.5万円 |
交際費 | 3万円 |
貯金 | 5万円 |
合計 | 13.5万円 |
毎月5万円貯金に回したとしても19.5万円は自由に使うことができるため、実家にいくらか入れたとしても十分に余裕のある生活ができるといえます。
【配偶者あり・子供なし】年収500万円の生活レベル
結婚していて子供がいない場合、年収500万円でも十分生活を送ることはできます。
しかし、共働きでない場合は贅沢をするほどの余裕はないと思っておいたほうがよいでしょう。
年収500万円(ボーナスなし)手取り月給33万円の場合、生活レベルは以下のとおりです。
支出 | 金額 |
---|---|
家賃 | 9.5万円 |
光熱費 | 1.5万円 |
通信費 | 1.5万円 |
食費 | 5万円 |
交通費 | 1万円 |
日用品費 | 1万円 |
交際費 | 1.5万円 |
保険料 | 1万円 |
その他 | 1万円 |
貯金 | 5万円 |
合計 | 28万円 |
毎月5万円貯金をしたとしても、5万円は自由に使える分として残るため切り詰めて生活する必要はありません。
しかし将来、マイホームや子供を持つことを考えている場合は、さらに貯金は必要になるため贅沢な暮らしは難しいといえます。
【配偶者あり・子供あり】年収500万円の生活レベル
結婚していて子供がいる場合、年収500万円だと余裕のある生活は難しいといえます。
年収500万円(ボーナスなし)手取り月給33万円の場合、生活レベルは以下のとおりです。
支出 | 金額 |
---|---|
家賃 | 10万円 |
光熱費 | 2万円 |
通信費 | 1.5万円 |
食費 | 7.5万円 |
交通費 | 1万円 |
日用品費 | 2万円 |
交際費 | 1.5万円 |
保険料 | 2.5万円 |
養育費 | 3万円 |
その他 | 1万円 |
貯金 | 1万円 |
合計 | 33万円 |
年収500万円手取り月給33万円の場合、月の支出で収入は使い切ってしまうため貯金は難しくなります。
貯金をしなくても生活していくことはできますが、将来の子供の学費などを考えると節約をしたり、収入を増やしたりなどの工夫が必要でしょう。
年収500万円で年収アップ転職や貯金は?可能なこと・難しいこと
年収500万円の生活レベルは前述したとおりですが、生活を変えたいと思う人もいるのではないでしょうか。
ここでは、年収500万円の人に可能なこと・難しいことを解説していきます。
年収アップ転職:十分可能
年収500万円からの年収アップを狙った転職は十分可能となっています。
年収500万円は40代50代の日本人にとって平均的な数値となっているため、現在500万円以下だとしても転職することで達成することは難しくないのです。
もし、実際に年収アップを狙った転職を考えている場合は、ビズリーチのようなハイクラス転職サイトを利用することをおすすめします。
貯金:可能
年収500万円であれば毎月貯金をすることは可能となっています。
無駄な支出が多すぎない限りは、それなりに大きな額の貯金をすることも夢ではありません。
将来結婚や子供・マイホームを持つことを考えているのであれば、貯められるうちに貯めておくことをおすすめします。
一人暮らし:可能
年収500万円で一人暮らしをすることは十分可能です。
年収500万円の場合、手取り月給は33万円程度であるため一人暮らしには十分な家賃8万円程度の賃貸を借りても生活していくことができます。
しかし、将来に備えて貯金をしたいのであれば、食費や通信費などで工夫が必要となります。
借入れ:可能
年収500万円であれば借入れは可能です。
急に現金が必要になった場合でも、年収500万円あれば返済能力が証明できるため最大で150万円程度は正規の貸付業者からでも借入れできるでしょう。
しかし、年収が500万円でもこれまでに借入れを繰り返した・返済が滞っている場合は、ブラックリストに載る可能性があるため注意が必要です。
結婚:可能
年収500万円であれば結婚は十分に可能であるということができます。
結婚して片働きだとしても、贅沢な暮らしをしなければ十分2人で生活していくことは可能です。
しかし子供やマイホームを持つことを考えている場合は、貯金が必要のために生活費の節約や共働きを検討することをおすすめします。
車の購入:可能
年収500万円であれば車を購入することは可能です。
高級車でなければ一括での購入も難しくはありません。
しかし車は毎月5万円程度の維持費が発生するため、購入は慎重な検討が必要です。
マイホームローン:少し難しい
年収500万円だと、マイホームの購入は少し難しいといえます。
日本人の平均不動産購入金額は4500万円程度、また年収にかかる返済負担率の目安は25%といわれています。
しかし、年収500万円の25%は約3750万円であるため、平均相場のマイホームの購入は難しいといえるのです。
しかし、貯金額やローンによっては十分マイホームを持つことは夢ではないということもできます。
タワマンに住む:難しい
年収500万円でいわゆるタワマンに住むことは難しいといえます。
タワマンとは、一般的に20階以上の超高層住宅をいいますが、その家賃相場は最低でも20万円は下りません。
年収500万円の場合手取り月給は33万円程度であるため、残りの13万円で生活費すべてを賄わなくてはならなくなります。
そのためタワマンに住むためには、年収約1000万円必要だといわれています。
ブランド品の購入:可能
年収500万円であればブランド品の購入は可能です。
一人暮らしで5万円の貯金をしても、毎月8万円は自由に使えるため、何ヶ月か貯めればブランド品は購入することができます。
あまりにも頻繁な購入でなければ、年収500万円は平均よりも高水準な数字であるため、それなりに自由な暮らしができるのです。
子育てとの両立:可能
年収500万円であれば子供を持つことも十分可能です。
贅沢な暮らしでなければ、片働き世帯でも十分生活してくことはできます。
しかし子供の将来の養育費などを考えると、固定費の見直しや共働きを検討することをおすすめします。
年収500万円でおすすめの節約10選
年収500万円は平均年収よりも高収入であることは前述したとおりですが、将来に備えてさらに貯蓄したいと考える人もいるでしょう。
ここでは、年収500万円の人におすすめの節約方法10選を紹介していきます。
節約①格安SIMの利用
節約したいのであれば、現在大手のキャリアを利用している人は格安SIMを利用することを検討しましょう。
現在大手通信キャリアからの乗り換えにかかる事務手数料が撤廃され、電話番号やメールアドレスを変更することなく携帯会社を変えることができるようになりました。
そのため、固定費だからどうしようもないと思っていた人も大きく月々の支出を減らすことができるのです。
通信速度やエリアに不安がある人もいるかもしれませんが、大手キャリア回線を利用した格安SIMもあるため、ぜひ検討してみましょう。
節約②ガス・電気料金の見直し
節約するにあたって、固定費である光熱費の見直しは必要不可欠です。
とくにガスや電気料金は引っ越してきたままの人が多いため、見直すことで大幅に安くすることが期待できるます。
また、見直すことでどれだけ使っているかを知るだけでも、節約しようという気持ちになるというメリットもあるのです。
節約③自炊
毎月の出費を抑えるためには、なるべく自炊をすることも重要です。
知らず知らずのうちに大きくなっている出費の大きな原因の一つに、外食が挙げられます。
毎日コンビニで弁当を買うことは避け、休日だけでもいいので自炊することを心がけてみましょう。
節約④家計簿の記入
節約したいのであれば、家計簿をつけてみましょう。
出費が大きくなってしまう人の特徴として、自分の支出を管理していないという傾向が見られます。
使っているお金がわからないため、どれだけ使っていても危機感を持たなくなってしまうのです。
毎日ノートに書くのはめんどくさいという人は、スマートフォンのアプリで簡単に管理できるものもあるので、ぜひ使ってみてください。
節約⑤家賃交渉
出費を抑えるために、家賃を下げてもらうという方法もあります。
長く住んでいる人や更新の時期が近い人などは、交渉に応じてもらえる可能性が高くなるといえます。
しかし、部屋の使い方や近隣住民との関係性が悪いとなかなか下げてもらうことは難しいため、日頃からおこないには気をつけましょう。
節約⑥エコ家電を利用
エコ家電を使って電気代や水道代を抑える、というのも節約方法の一つです。
エコ家電は省エネ家電とも呼ばれ、消費するエネルギーを抑えて利用することができる家電のことをいいます。
エコ家電と呼ばれる製品でなくても、「省エネモード」や「節電モード」といったシステムが搭載されている家電もあります。
普通の家電と比べて購入金額は高くなるのが一般的ですが、長い目で見るとお得になるということからおすすめです。
節約⑦無駄な飲み会や衝動買いを減らす
ついつい出費が多くなってしまう要因として、とりあえずで参加する飲み会や衝動に任せた買い物があります。
こういった出費は積み重なっていくと非常に大きな額になるため、今すぐに意識的にやめましょう。
また、仕事帰りやちょっとした外出の際についつい寄りがちなコンビニも我慢が必要です。
お菓子ひとつくらいなら、という気持ちも十分理解できますが、毎日毎日続けていると知らない間に大きな出費となってしまいます。
節約⑧不要な保険の見直し
固定費として毎月支払っている保険を見直すことで、安くなったりよい条件に変えられたりすることがあります。
複雑でよくわからないからと後回しにして、結局契約したままの状態になりがちな保険ですが、もしかしたら不要な内容で無駄に保険料を支払っているかもしれません。
そういったことを防ぐためにも、保険相談窓口などを利用して無料で見直しすることをおすすめします。
節約⑨家賃の安い家に引越す
今住んでいる家が本当に自分にふさわしいか、もう一度考え直してみてください。
もしかすると、もう少し狭かったり駅から遠かったりしても案外大丈夫かもしれないということに気づけるかもしれません。
家賃は生活費の大きな割合を占めるため、少しでも安くできることで大幅な出費の削減に繋げることができるのです。
節約⑩お風呂の水を洗濯水にする
水道代がかかる2大場面としてお風呂と洗濯が挙げられますが、この水を再利用すれば極端な話、水道代は半分近くに抑えることができます。
お風呂の水は不衛生ではないかと不安に思う人もいるかもしれませんが、入浴したその日のうちの水であれば、洗濯物に大きな影響はありません。
また、暖かいお湯のほうが水で洗うよりも汚れが落ちやすいといったメリットもあるため、少しでも節約したい人は検討してみましょう。
年収500万円でおすすめの節税6選
節税をすることでも手元に残すお金を増やすことができます。
ここでは年収500万円の人におすすめの節税対策6選を紹介していきます。
節税①ふるさと納税
節税対策の一つとして、ふるさと納税が挙げられます。
ふるさと納税とは、好きな自治体におこなった寄付金のうち2000円を超えた部分が所得税や住民税から控除される制度です。
また、控除されるだけでなく寄付した自治体からの返礼品も受け取ることができるため、実質的にはプラス収支にもなるお得な制度となっています。
控除される上限金額については、個人によって異なるため詳しくは専用のサイトで確認してみてください。
節約②NISA
節税対策として近年知名度を上げてきたのが、NISAです。
NISAとは、毎年一定の金額まで投資による運用益が非課税となる制度のことをいいます。
NISAであれば120万円まで、つみたてNISAであれば40万円までが年間の非課税枠です。
一般的な株式投資より安全に資産の運用が可能となっているため、投資初心者でも手を出しやすい資産運用方法ということができます。
節税③iDeCの
節税対策としてiDeCoも近年知名度を上げてきています。
iDeCoとは、毎年一定の金額まで投資による運用益が非課税となる制度のことをいいます。
NISAと異なり、原則60歳まで運用資金の引き出しが不可能となっているため、長期運用したい人におすすめの資産運用方法です。
掛金全額が所得控除の対象となる税制優遇も手厚い制度といえます。
節税④生命保険料控除
節税対策の一つに生命保険料控除の利用があります。
生命保険控除とは所得控除の一つで、生命保険へ支払った保険料に応じた金額が所得税や住民税から控除される制度です。
しかし生命保険に加入したからといって控除が受けられるわけではありません。
源泉徴収や確定申告の際に、生命保険控除証明書などを提出する必要があるため、書類の管理はしっかりおこないましょう。
節税⑤地震保険控除
節税対策の一つに地震保険控除の利用があります。
地震保険控除とは、地震保険に支払った保険料のうち一定額が所得税や住民税から控除される制度です。
確定申告や源泉徴収の際に、保険会社から送付された地震保険控除証明書などを提出することで控除を受けることができます。
節税⑥医療費控除
節税対策の一つに医療費控除の利用が挙げられます。
医療費控除とは、1年間に支払った医療費の金額に応じて一定額の所得控除を受けられる制度です。
医療費控除を受けるためには、勤めている会社での源泉徴収のほかに個人で確定申告をおこなう必要があります。
そのため、支払った医療費の明細書などの書類は必ず管理しておきましょう。
年収500万円から年収アップを目指す方法7選
年収500万円は平均収入443万円と比較すると高収入ですが、40代50台になると平均的な収入額であることは前述したとおりです。
そのため、年収500万円から年収をアップしたいと思う人も少なくないのではないでしょうか。
ここでは、年収500万円から年収アップを目指す方法7選を紹介していきます。
年収アップ①ハイクラス転職
年収500万円からの年収アップの方法として、ハイクラス転職が挙げられます。
ハイクラス転職とは、一般的に専門性が高い職種や管理職に近い役職への転職をいいます。
年収500万円は一般的な会社員でも達成するのが難しい数字ではないため、条件が合えば年収アップの転職も不可能ではないのです。
実際にハイクラス転職を考えている場合は、ビズリーチのようなハイクラス転職に強いビズリーチを利用することをおすすめします。
年収アップ②社内昇給
年収500万円から年収アップを目指す方法として、社内昇給も一つの手です。
社内昇給とは、基本給の額が上がることをいいます。
日本では、定期的に従業員全員の賃金がアップする定期昇給が一般的です。
しかし、実績や勤務態度・技術の向上などが理由の昇給もあるため、真面目に仕事に取り組むことも収入アップへの近道となります。
年収アップ③給与交渉
年収アップの方法の一つに給与交渉があります。
給与交渉とは、会社の評価ではなく自分自身で実績を売り込むことで評価してもらい、給与を上げてもらう手段です。
給与を上げてもらうためには、それなりの根拠や覚悟が必要となるため、中途半端な気持ちでの交渉は避けましょう。
また、給与交渉を成功させるためには、実績や安定感・上司や同僚との信頼関係が必要となるため、まずはその土台作りから始めてみてください。
年収アップ④副業
最近は副業OKとしている会社も少なくありません。
副業の種類は、アンケート回答による少額のものから、WEBライティングやWEBデザイナーなど月10万円以上を稼げるものまでさまざまです。
また、FXや株などの資産運用は副業にはあたらないため、公務員や副業禁止の会社に勤めている人でも年収アップにつなげることができます。
年収アップ⑤資格取得
資格を取得し、専門性の高い職種に転職することで収入アップにつなげることもできます。
一般的に収入が高い職種であるほど専門性は高くなり、資格が必要であることがほとんどです。
たとえば、不動産関係であれば宅地建物取引士、近年需要が高まっている金融関係であればフィナンシャルプランナー(FP)や日商簿記検定があります。
企業としては、即戦力となる能力が証明された資格保持者はとても欲しい人材となるため、仕事は探しやすくなるでしょう。
また、転職しなくても資格を取ることで仕事の幅が広がったり、給与の高いバイトで稼いだりと可能性はぐんと広くなることを期待できるのです。
年収アップ⑥投資
年収アップの方法として、近年では当たり前となってきた投資も一つの手となります。
投資とは、FXや株などで資産を運用していくものであるため、副業にはあたらず公務員などでも手が出せる方法なのです。
また、最近よく名前を聞くようになってきたNISAやiDeCoは、運用益が一定期間非課税となる税制上の優遇も受けられるため、初心者にもおすすめの資産運用となります。
年収アップ⑦バイトをする
年収アップの方法の一つとして、手っ取り早く稼ぐためにアルバイトをするという手も挙げられます。
求人サイトを探すと、単発バイトや土日のみでもOKというような仕事がいくつも見つかります。
イベント運営や引っ越し荷物の運搬作業などは、最高で日給1万円稼ぐことも夢ではありません。
しかし、本業に支障をきたしてしまってはそちらの年収に響かないとは言いきれないため、あくまでも副業であることは頭に入れておきましょう。
年収500万円より年収アップできる転職サイト
ここでは年収500万円から年収アップを狙う人におすすめの転職サイトを紹介していきます。
転職サイト①ビズリーチ
出典:ビズリーチ
ビズリーチは、年収1000万円以上のプロフェッショナル人材向けの求人も非常に多く、年収アップを目的とした転職も期待できる転職サイトです。
求人数としては多くはありませんが、厳選された企業が掲載されているため、質の高い転職を期待することができます。
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
---|---|
公開求人数 | 87,563件(※2023年実績) |
職種 | 全般 |
対応エリア | 全国 |
料金 | スタンダードステージ:無料 プレミアムステージ:有料 |
転職サイト②doda
出典:doda
dodaは、日本最大級の転職支援実績を持つ転職サービスです。
求人数は非公開求人を含めると210,000件を超え、公開求人数だけでも180,000件近くという点からも転職者からの満足度は非常に高くなっています。(※2023年実績)
全国対応のみならず海外にまで求人が及ぶ、規模に魅力があるといえる転職サイトです。
運営会社 | パーソナルキャリア |
---|---|
公開求人数 | 179,294件(※2023年実績) |
職種 | 全般 |
対応エリア | 全国 |
料金 | 無料 |
転職サイト③リクルートエージェント
出典:リクルートエージェント
リクルートエージェントは、就職活動の支援にも力を入れているため各業界との強い関係性を持つというメリットを持った転職サイトです。
非公開求人を含めると、610,000件以上の求人件数を誇り国内NO.1の転職支援実績を持ちます。(※2023年実績)
トップクラスの求人数を誇ることからも、転職活動を始める際には最初に登録しておくことをおすすめします。
運営会社 | リクルートキャリア |
---|---|
公開求人数 | 338,814件(※2023年実績) |
職種 | 全般 |
対応エリア | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
年収500万円でよく言われること
ここでは年収500万円でよく言われることについて、真相を解説していきます。
- 年収500万円は夢見すぎではない
- 40代50代の平均年収は年収500万円を超える
- 年収500万円は勝ち組とはいえない
- 年収500万円は50代になるとむしろ平均より低収入に分類される
年収500万円は夢見すぎ
年収500万円という数字は、夢といわれるほど実現するのが難しい額ではありません。
これまでに解説してきたとおり、日本人の平均年収は443万円であるため500万円は分類としては高収入になります。
しかし40代の平均年収が492万円、50代だと524.5万円ということを踏まえると年収500万円がそこまで高すぎるものではないことがわかります。
こういったことから、20代30代からすると年収500万円は簡単ではない額ですが、50代になると平均的な額であるということができるのです。
年収500万円は勝ち組
年収500万円は日本人の平均年収が443万円であるということを踏まえると、高収入に分類されるため、勝ち組といえるのかもしれません。
しかし40代の平均年収が492万円、50代だと524.5万円であることを考えると、年収500万円でも勝ち組とまではいえないことがわかります。
勤続年数に応じて上がるつまり年齢を重ねるごとに給与額は上がっていくのが、日本の給与額の推移の傾向です。
そのため、20代30代であれば年収500万円は勝ち組といえますが、50代で年収500万円だと逆に平均よりも低い収入に分類されてしまいます。
年収500万円のまとめ
この記事では「年収500万円」について解説してきました。
「年収500万円」の重要なポイントは以下のとおりです。
- 年収500万円の手取り年収は396万円、手取り月給は33万円
- 日本人平均年収443万円と比較すると高収入に分類される
- 年収500万円でも十分生活していく余裕はある
- 年収500万円からの年収アップは可能
年収500万円の実際の手取り金額は、年収396万円、月給33万円となります。
また年収500万円は平均年収よりは高いとはいえ、勝ち組と言われるほどではありません。
年収500万円でも十分余裕のある生活を送ることはできます。
しかし、将来結婚して子供を持ったりマイホームの購入を考えている場合は、転職や副業などで収入アップを目指すことも検討してみてください。
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