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この記事では、仕事が辛いと感じてしまう7つの理由と、原因別の対処法を解説しています。
仕事が辛い原因を理解して取り除き、仕事に充実感を得られるようにしていきましょう!
仕事が辛い苦しいのは甘えではない
仕事が辛く感じても罪悪感を持ったり、落ち込んだりする必要はありません。
なぜなら仕事が辛いのはあなただけではなく、大多数の人が一度は感じたことがあるからです。
仕事のストレスで辛く感じている人は多い
仕事をしていれば、ミスを指摘されることや理不尽な叱責を受けることも少なくありません。
また自分の望まない業務をやらなければないらないなど辛いことはたくさんあります。
このようなことは誰にでもあり、辛くて「仕事なんてやってられない」と感じている人は多いです。
実際に厚生労働省が行った調査でも、現在の仕事や職業生活で強い不安やストレスを感じている労働者の割合は54.2%と、半数以上の方がストレスを感じていることがわかります。
- 仕事の量:42.5%
- 仕事の失敗、責任の発生等:35.0%、
- 仕事の質:30.9%
- 対人関係:27.0%
- 会社の将来性:20.9%
出典:令和2年労働安全衛生調査(実態調査)結果の概況|厚生労働省
仕事の内容や職場の人間関係など、仕事が辛くなる理由は大体同じなのも興味深いところです。
仕事でのストレスは誰もが感じていることであり、あなただけが甘えているわけではありません。
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仕事が辛く感じても自分を責めないことが大事
仕事が辛いのは誰もが感じていることであり、仕事のミスや人間関係で落ち込むことがあるのは当たり前です。
自分を責める必要はありませんが、どうしても気分が落ち込むときは以下のことをしてみましょう。
- 自分のネガティブな気持ちを素直に認める
- 改善策や未来に目を向ける
- 仕事のことを忘れて休息を取る
仕事が辛いと感じたら、まずは素直にその気持ちを認めましょう。
そのうえで改善できることはないか、もっと良い方法はないかといったこれからのことに目を向けます。
ネガティブな思考が止まらないときは、精神や肉体が疲れ切っていることもあります。
美味しいものを食べてゆっくり休むことで気分が上向くこともあるので、仕事を忘れてのんびり休息しましょう。
仕事が辛い会社に行きたくないと感じる7つの理由
実際に転職した方にアンケートを取った結果、仕事が辛い理由で上位だった7つの理由をご紹介します。
当てはまったら転職を検討しても良いかもしれません。
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人間関係がうまくいかないのが最大の理由
退職を決意した理由のトップは職場の人間関係が悪いことです。
人間関係のストレスは仕事が辛い原因として大きいようです。
- パワハラの上司がいる
- 仕事中に監視される
- 陰口やいじめがある
ただでさえ仕事で疲れるのに、足の引っ張り合いや陰口、上司のパワハラがあっては仕事が辛くなるのは当然です。
多少の仕事で辛いことがあっても、ハードな職業だったとしても、職場の人間関係が良ければ協力して乗り越えられるもの。
仕事が辛い理由に職場の人間関係が影響していないか、一度よく確認してみましょう。
業務量が多い・忙しい・肉体的に辛い
仕事への意欲ややりがいを感じていても、残業や休日出勤ばかりで休む日まもなく、心身が疲弊して辛くなっている場合もあります。
あまりにも休みがない、労働環境が厳しすぎて体が悲鳴をあげるような職場では良いパフォーマンスを発揮できません。
また疲れた状態が長く続くと、もともと楽しかった仕事も嫌いになってしまうおそれがあります。
成果が出せず辛い
営業のノルマが達成できない、資料作成が期日までにできないなど、仕事ができないことが理由で辛くなることもあります。
多くの社会人が成果を上げられず悩んでいます。
- 成果を出すための努力方法が間違っている
- 先輩や上司に相談していない
- そもそも達成が無理な目標である
成果が上がらない一番の原因は努力の方向を間違えているからといわれます。
結果に向かって正しく進めているのか、上司や先輩に相談することで解決できることもあります。
また自分が能力以上の無理なゴールを設定していないかも確認してみましょう。
ミスが許されない・精神的なプレッシャーが強い
些細なミスを厳しく追求されたり、完璧な仕事を要求されたりする仕事では、プレッシャーから仕事が辛くなります。
ミスを恐れるあまり余計にケアレスミスが増えてしまうのもよくある話です。
- 過剰なマルチタスク
- 納期がタイトで確認の時間が取れない
- 作業が煩雑すぎる
- ミス防止のシステムが機能していない
ミスを無くすためには人の手ではなく機械的なチェックをするシステムを導入するほうが効率がいいです。
やりがいがない・仕事内容が向いていない
仕事にやりがいを感じられない、仕事内容が向いていないときも辛くなり会社が嫌になります。
- 毎日同じルーチンワーク
- 性格的に向いていない
- スキルアップを希望しているのにできない
フットワークが自慢でデスクワークが向いていないのに事務仕事が中心では、やりがいを感じられることはほぼありません。
また他人に興味がなく人と接するのが苦手なのに営業をしている人も、仕事が辛くなりやすいです。
ずっと同じ仕事をするのが好きな人と嫌いな人は差があり、ルーチンワークでも毎日楽しく仕事をする人はいます。
要は考え方や性格の問題で、仕事の向き不向きは実際にやってみるまでわからないことも多いです。
経験を積んだ結果、自分の考え方と働き方が合わなくなることもあり、新しい仕事を求めることもあります。
やりがいや向いていない仕事で辛いときには、どんな仕事なら良いのか立ち止まって考える時間を持ちましょう。
給料が低い・待遇が悪い
給料や待遇面の不満も仕事が辛い原因になります。
- サービス残業が常態化している
- 仕事の成果が正しく評価されていない
- 上司へのゴマすりが上手い人だけが出世する
- 同年代の収入と比べて明らかに給料が安い
待遇の中でとくに大きいのが給料への不満です。
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割に合わないと感じてしまうと仕事が辛くなり、仕事のやりがいにも影響します。
社風や部署の雰囲気が合わない
自分の主義と会社の方針が合わないことも仕事が辛い理由になります。
- ワンマン社長で意見が合わない
- 体育会系の空気が無理だった
- 有給休暇を取ったら怠け者扱いされた
社風に馴染めなかった中には、上下関係が厳しくイエスマンを求められ、上司に意見をいうことさえ許されず仕事にならないといった声もあります。
「他の部署は和気あいあいとしているのに、自分の部署だけギスギスとした空気で耐えられない」といった社内格差も。
社風や職場の雰囲気に馴染めないのは努力ではカバーしにくく、自分では変えようがない要因なので辛いばかりです。
仕事が辛いと感じるストレス度チェック
仕事が辛いのが一時的なものなら問題ありません。
しかし、長期に渡ってつらい気持ちが変わらず、心身に影響が出ている場合は注意が必要です。
自分の健康状態が大丈夫なのか、定期的にチェックをすることも欠かせません。
良い仕事をするために健康管理は大事なことです。
よくあるストレスサイン
ストレスが溜まっていると心身に様々な影響が出てきます。
人によって体にサインが出やすい人、心にサインが出やすい人と差があるため、自分がどこに不調を感じやすいか知っておくことも大切です。
- 原因不明の体調不良
- 風邪を引きやすくなる
- 体重の急激な減少や増加
- しつこい頭痛や肩こり腰痛
体に出るサインは不定愁訴といって、特別体が悪いわけではないのに問題症状が出ることが特徴です。
またストレスによる免疫低下によって風邪を引きやすくなるなどの体調不良があらわれます。
- 趣味が楽しめなくなった
- 笑えなくなった
- 感情の起伏が激しくなった
- 常に孤独感や不安感を感じる
心に出るサインは、感情の起伏が激しくなったり、逆に何も感じられず無気力になったりします。
仕事が終われば気分が上がるうちは大丈夫ですが、仕事が辛くてプライベートでも気分が落ち込んでいる場合は、産業医やカウンセラーに相談しましょう。
- 睡眠パターンの変化
- 身だしなみに気を使えない
- 食生活の変化
- 仕事でのミスが増える
仕事が辛いことで無気力になり、今までずっとやってきた当たり前のことができなくなることがあります。
また不眠や寝すぎてしまうといった睡眠パターンの変化も要注意です。
とくに仕事でのミスの急増は余計に仕事が辛くなる要因になりかねませんから、早い段階で休暇を取るなど対策しましょう。
セルフチェックをしてみよう
蓄積されたストレスによる体調の変化は、毎日少しずつの変化なので、自分では気付かないことも多いです。
仕事が辛いと感じたら、まずはストレスがどのくらい溜まっているのか客観的に判断することも有効です。
厚生労働省が監修している仕事のストレスをチェックできるサイトがあるので、気になる方はセルフチェックをしてみましょう。
5分でできる職場のストレスチェック|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト
チェックをした結果ストレスが溜まっている場合は、結果を持って産業医などに相談してください。
仕事が辛い・会社を辞めたい原因別の対処法
仕事が辛く会社をやめたいときの対処法は、原因や理由別に決まっています。
業務が原因のときの対処法
業務の量の多さや忙しさで仕事が辛くなっているときは、こなす業務の取捨選択をシビアにし、重要度の低い業務は思い切ってやめてしまうか後回しにしましょう。
- 本当に必要な業務だけやる
- 仕事をほかの人に振る
- 有給休暇を取る
社内の調整のためだけの業務、上司の思いつきで追加される業務をどんどん抱えてパンクしそうになっていませんか?
緊急性が高く本当に必要な業務だけに絞れば仕事量を減らせます。
また仕事がすでに一杯なら、現在のタスクが片付くまで新しい仕事を受け入れず、ほかの人に回してもらいましょう。
多すぎる仕事量で疲弊しているなら、遠慮せずに有給休暇を取ります。
自分が原因のときの対処法
自分のコミュニケーション不足やスキル不足、ミスによって仕事が辛いのなら、もっと周りに目をむけてみましょう。
自分が抱えている葛藤は、先輩たちが通ってきた道かもしれません。
とくに新しい職場の仕事が辛いのは、単純にスキルや仕事の慣れが足りないだけということも。
相談することで気が楽になることもあります。
- いろいろな人と話して視野を広げる
- スキルが足りない場合は努力する
- ミスを防ぐ仕組みを作る
ミスについても思っているほど同僚や上司は気にしていなくて、あなたが仕事が辛いと思っていると気づいていないことがあります。
「たまたま目についたので直してもらったけれど、そこまで申し訳なく思うほどのミスではない」ということもあるので、落ち込みすぎないことも大事です。
ミスを指摘されるのが辛い場合は、ミスを防ぐ仕組みづくりをしましょう。
職場環境が原因のときの対処法
職場の雰囲気や環境、社風などが合わない場合は、会社や職場の人間関係との距離のとり方を工夫しましょう。
- 周囲に期待しない
- 信頼できる人に相談する
- 転職など環境を変えることを考える
職場環境や他の人の考え方は、あなたの一存では変えられません。
周りに期待しないしないで、職場の人とは適度なお付き合いや、仕事に支障が出ないように表面上の関係でよしとすることも大事です。
職場に馴染めなくて悩んでいることを、信頼できる誰かに相談してもいいですね。
上司との仲や同僚との関係をうまく取り持ってもらえることもあります。
仕事が辛くて辞めたいと感じたら転職
人手不足や職場環境など、自分では改善できない原因で仕事が辛い場合は、転職を視野に入れましょう。
- 職場の人間関係が悪く部署異動も期待できない
- 仕事量が多く心身が限界
- 会社の経営状態が良くない
仕事が辛い原因が自分に起因するものでなく、会社の経営方針や人間関係に由来する場合は、自分一人では改善のしようがありません。
人手不足で仕事量が過量にも関わらず、長年改善されないといったときも自分の責任ではないです。
職場環境が原因で仕事が辛い場合は、転職を検討するのもアリです。
逆に転職はよく考えたほうがいい場合もあります。
- 仕事のミスはスキル不足が原因
- 今の仕事は辛いがやりたい仕事もない
- 就職して1年未満
まだ就職して仕事に慣れていない方や、十分なスキルが身についていない方は、まずは今の職場で頑張ってみることをおすすめします。
スキルが身についたり仕事に慣れたりすれば、辛さが軽減してやりがいが出てくる可能性があるからです。
転職したい業界ややってみたい仕事がない方も、注意が必要です。
「とにかく嫌だ、辞めたい」という気持ちばかりが先に立ち、未来への展望がない転職は失敗しがちです。
しかし、転職には慎重になる必要はあるものの、転職活動をしてはいけないわけではありません。
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会社や仕事が辛いときでも無断欠勤で辞めるのはおすすめできない理由
仕事が辛いと会社がどうでも良くなってしまい、つい無計画な行動をとりがちになります。
しかし、次の2つだけは絶対にやらないようにしてください。
この2つの行動は、あなたの生活や信頼にダメージを与えます。
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無断欠勤やサボりは厳禁
仕事が辛くて会社に行きたくないからといって、無断欠勤したり勤務中にどこかにこもってサボるようなことは絶対にしてはいけません。
仕事に行けないのであれば会社に連絡をして、体調不良を理由に堂々と休みましょう。
仕事が手につかないのならサボらずに早退しましょう。
- 有給取ると評価が下がるよ
- それくらいのことで休むな
- 仕事に行きたくないって休むのは甘え
- ほかのメンバーに迷惑がかかる
無断欠勤をしてしてしまうと、罪悪感でさらに会社に行きにくくなってしまいます。
またサボりがバレて上司や同僚から白い目で見られるのは辛いものです。
体調が悪いといえば納得してもらえることが多いので、短期間で多用しない限り理由にして大丈夫です。
勢いで会社を辞める
仕事が辛いことを理由に将来のことを何も考えずに勢いで会社を辞めると、生活に困って後悔することもあります。
たとえ最終的に退職するとしても、退職後の生活や次の仕事を確保するなど、計画的な行動が必要です。
- 貯蓄が減ってしまう
- 次の職場がすぐに見つかるとは限らない
- 面接で前職のトラブルを疑われる
焦って妥協した転職をし、また仕事が辛くなっては元も子もありません。
辛くない仕事を選ぶには?辛い仕事を避けるポイント
仕事が辛くなってしまう原因に、仕事選びや会社選びに失敗していることがあります。
同じ仕事、同じ会社でもAさんは仕事が楽しく、Bさんは仕事が辛いという話はよく聞きます。
仕事のミスマッチは仕事を辛いと感じる大きな原因になるので、可能な限り避けたいものです。
ここでは自分に向いている、辛くない仕事の選び方をご紹介します。
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性格ややりがいなど自己分析を行う
自分がどのようなことに喜びを感じるか、やりがいを見いだせるか、得意なことなどがはっきりしていないと、向いている仕事がわかりません。
- 自分の歴史を振り返る
- マインドマップで趣味や得意を整理する
- 絶対に嫌なこと嫌いなことをはっきりさせる
- 自分の未来像を考える
- 他人の抱く印象を聞き取りする
- 強みと弱みの整理をする
自己分析では、過去の経験を振り返り、人生の時々で感じたことや達成したことをあげていきます。
得意なことを見つけることも大事ですが、人生で「これだけはしたくない、嫌いや苦手」をはっきりさせておくことも重要です。
余裕があれば他人からみた自分の性格や印象の聞き取りをしてみましょう。
自分では気付かない素質や性格を発見できます。
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仕事のどこが辛いか分析
ただ仕事がつまらなくて辛いと思っているだけではなく、どこが辛いのか、どのように変われば辛くないのか分析しましょう。
例えば事務仕事やデスクワークが辛いのであれば、外回りができる営業に配属替えをしてもらうこともできます。
突発的な対応が苦手な場合は、ルーチンワークが中心だったり、不測の事態が起きにくい安定した業務を担当できるように交渉します。
また自分の得意なことや好きな作業にはやりがいを見いだせるものです。
副業で会社以外の仕事を知るのもアリ
副業ができる会社であれば、副業をやってみることも有効です。
仕事が辛い理由の1つに、今の会社以外で仕事をする選択肢が怖くてできないという恐怖心があります。
- 完全に自分の力で稼いだ自信がつく
- 新しいスキルを習得できる
- 本業のスキルを磨く事もできる
- 段取りや計画性が身につく
- 会社で働くことの良さも分かる
会社以外の仕事を知らないため「この会社を辞めたとして、ほかに仕事ができるのだろうか?」という不安がつきまとうのです。
自分の意外な特技を知ることができたり、会社以外でも仕事ができて収入が得られたことで自分に対して自信が持てます。
また副業を通じて知り合った人と話したりして、仕事を辛いと感じていた気持ちがなくなっていくこともあります。
自分の仕事に対する信念や働き方の好みを知り、仕事の楽しさを知ることができるのも副業のメリットです。
仕事が辛いときのまとめ
仕事が辛い、会社に行きたくないと感じることは、社会人であれば誰しも経験することで、決して甘えではありません。
- 人間関係がうまくいかない
- 業務量が多い・忙しい・肉体的に辛い
- 成果が出せず辛い
- ミスが許されない・精神的なプレッシャーが強い
- やりがいがない・仕事内容が向いていない
- 給料が低い・待遇が悪い
- 社風や部署の雰囲気が合わない
対処法は自分が仕事を辛いと感じる原因と具体的な改善策をすべて書き出し、一つひとつ実行していくことです。
自分の力では変えられそうにないときは転職を検討しましょう。
心身の限界まで無理をしないように注意し、自分を大切にしてください。
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