手取り15万の年収や額面はいくら？一人暮らし家賃や貯金と節約について解説

手取り15万円前後、もしくは15万円以下で一人暮らししている人の多くが、生活の厳しさに悩んでいます。

手取りとは、社会保険料や所得税などを差し引かれた後の給料のことを言い、手取り15万円なら文字どおり、15万円が給与口座に振り込まれます。

しかし、その15万円から家賃、通信費、水道光熱費などを差し引かれるので、気が付いたときにはあまりお金が残っていない状況になるのがほとんどです。

そこで今回、手取り15万円だとなぜ生活が厳しいのか、節約方法や収入そのものを上げる方法を紹介していきます。

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手取り15万円の年収は？

手取り15万円そのものを年収に単純計算すると、180万円が手取りの年収となります。

月の総支給額が約19万円として、ボーナス無しを前提に計算した場合、年収は約228万円です。

ボーナス有りだと、総支給額が約288万円～約300万円になる見込みとなります。

勤め先によって、ボーナスが出る会社と出ない会社がありますし、退職金そのものがない会社など様々です。

手取り15万円でもボーナスが出れば、年収が高くなるのは事実です。

余談ですが、公務員のボーナスは給料の4.4ヶ月分が出ているとのことです。※参考：人事院/令和４年 人事院勧告・報告について

手取り15万円の額面はいくら？

月収、手取り15万円の額面が約19万円とされています。

その約19万円から約4万円差し引かれると考えたほうがいいです。

給料から引かれる項目を以下にまとめました。

どのくらい引かれるかは勤務先や勤務状況によって異なるので、敢えて金額を表示しません。

まとめますと、手取り15万円なら、総支給額が約19万円から約4万円引かれた後だということです。

手取り15万円の家賃は？一人暮らしはできるのか

結論から申し上げますと、一人暮らしはできます。

どのようにして一人暮らしするのか、そのポイントを以下にまとめました。

共通するのは、支出を減らすところです。

家賃は生活費の中で出費が大きいと同時に、優先的に支払わなければならない項目のひとつです。

詳しいコツと内容は後ほど、下記の見出し「手取り15万円の方におすすめのやりくり7つ」で解説していきます。

手取り15万円で貯金は可能？

手取り15万円で貯金するといくらになるのかはその人によって異なります。

毎月1万円を貯金した場合は年間12万円、毎月2万円を貯金した場合は年間24万円となります。

なぜ毎月1万円～2万円なのか、無理もなく貯金できる範囲だからです。

毎月3万円以上貯金できるなら理想ですが、その分の生活が厳しくなるのがほとんどとなります。

毎月貯金することで、以下のようなメリットが得られます。

デメリットは「使うお金が少なくなる」だけです。

計画性を持って貯金していくことが、今後の将来に備えられます。

手取り15万円から収入アップする方法3つ

手取り15万円が厳しいなら、収入を上げれば良いだけです。

収入をアップする方法は主に3つあります。

3つの方法をそれぞれ挙げて、解説していきます。

方法1.非正規社員なら正社員を目指すこと

ユーザーの立場が非正規社員なら、正社員になるという方法があります。

確かに、正社員であれば福利厚生が充実しているし、手取り15万円から収入アップする可能性が大きいです。

収入アップだけでなく、安定感と安心感も得られるので、心のゆとりも生まれます。

特に理由がなければ、正社員を目指してみましょう。

方法2.今の仕事をやめて転職すること

自分は正社員だけど、名ばかりで手取り15万円しかもらえないと悩んでいるなら、転職をおすすめします。

転職すれば、現在務めている会社より待遇が良くなるのがほとんどですし、手取り15万円から大きく上昇することもあります。

求人は転職サイトで探すのが一般的です。

転職サイトに登録されている求人を検索し、自分が希望する求人と合うと思ったら応募します。

書類選考や面接を通れるか、内定を得て入社できるかは求職者次第であることを理解しましょう。

方法3.副業して別の収入源を作ること

手取り15万円から収入を上げる方法のひとつに、副業が挙げられます。

副業は本業以外の収入を得られるのが大きなメリットですが、収入以外にもスキル・経験を身につけられるというメリットもあります。

副業で別の収入源を作ることで、本業の収入源を失ったときの保険にもなりますし、起業するための準備と試行も可能です。

しかし、会社によっては副業が認められていない場合があることを注意しなければなりません。

今の職場をやめたくない、収入を上げたいという人には、副業がおすすめです。

手取り15万円より給与を増やす資格

手取り15万円の方におすすめできる資格を以下にまとめました。

4つの資格をそれぞれ挙げて、なぜおすすめなのかを解説していきます。

ファイナンシャルプランナー（FP）

FPは、生活資金や年金など、お金と暮らしに関連した幅広い相談に対応できる国家資格のひとつです。

FPは1級～3級があり、難易度が高いのは1級です。

保険業界に就いている人であれば、この資格を活かせますし、給料の大幅アップが見込めます。

実務経験を積みながら独立も可能ですし、本格的に独立して軌道に乗れば、年収1,000万円以上が狙えます。

日商簿記検定2級以上

簿記とは、お金の出入りや取引などを記録する作業のことを言います。

一定期間毎に決算を行い、報告書としてまとめる役目を持つので、企業において簿記の存在は欠かせません。

日商簿記検定とは、簿記の技能を測るための資格制度です。

種類は1級～3級があり、1級のほうが難易度が高いです。

簿記2級を持つ人は、株式会社の商業簿記と工場の工業簿記に関する知識を持っており、その知識を有する人を企業は欲しがっています。

簿記2級を取得すれば、給料アップが見込めるというわけです。

中小企業診断士

中小企業診断士は、経営コンサルタントの国家資格です。

経営に関する問題を分析し、分析したデータを基に解決策を提示してアドバイスするのが主な業務です。

中小企業診断士の資格を取得すれば、年収700万円～800万円が見込めます。

宅地建物取引士（宅建）

宅建とは、不動産の売買・取引の業務や、賃貸物件の仲介業務ができる国家資格です。

不動産業界に欠かせない資格のひとつですし、給料も大幅にアップします。

独立開業も可能ですし、副業として業務に携わることもできます。

手取り15万円から転職でより高年収を目指す転職サイト

手取り15万円から脱却する方法のひとつに、転職することが挙げられます。

転職方法は様々ですが、一般的なのが、転職サイトを利用することです。

おすすめの転職サイトを以下にまとめました。

3つの転職サイトを次に挙げて、特徴や利用するメリットやデメリットなどを紹介していきます。

doda（デューダ）

doda（デューダ）の基本情報

doda（デューダ）の特徴

doda（デューダ）は、転職サイトと転職エージェントの両方のサービスを提供しているという強みを持っています。

取り扱っている求人の数が豊富であるという特徴を持ち、未経験から専門職まで、幅広く求人があります。

転職サイト選びに迷っているのなら、dodaがおすすめです。

また、自分じゃ決められない、どのような求人が良いのかと悩んだら、転職エージェントのサービスを利用してみてください。

担当者が自分に合った求人をいくつか紹介してくれます。

doda（デューダ）のメリット・デメリット

doda（デューダ）の口コミ・評判

実際の求人数も多い点はとても満足でき、あらゆる選択肢から転職先を探すことができました。他社と比較して環境の良い会社の求人も多く、転職してみたらブラック企業だった、などというオチが付く可能性もかなり低いのではないかと感じました。

メールも電話も駆使して連絡がいただけますし、試験や面接で必要なことなども事前に教えていただけるので前もって準備して臨めるのが良かったです。また企業に直接言いにくい交渉も代わりにしていただけるので、精神的な負担が少ないのも良かったです。マッチングしている企業様からメールがかなりの量来るので諦めずに続けられました。

参考：みん評

マイナビ転職

マイナビ転職の基本情報

マイナビ転職の特徴

マイナビ転職は、マイナビグループが運営する転職サイトです。

マイナビ転職グローバルなど各種専門サイトを運営しており、自分が希望する求人を見つけやすいという特徴を持っています。

求人数は他の転職サイトより少ないのですが、逆に言えば希望する求人を探しやすいというメリットもあります。

海外求人も豊富に取り扱っているので、その国の言葉を話せるスキルがありましたら、海外求人に応募するのもおすすめです。

手取り15万円から脱却したいだけでなく、海外求人に応募したい人には向いている転職サイトでもあります。

マイナビ転職のメリット・デメリット

マイナビ転職の口コミ・評判

過去5〜6回出していますが、いずれもしっかりと応募も来ており、良い求人媒体だと思います。担当者さんからは弊社が働きやすくて良い会社だからだというお世辞をいただきました（笑）が、それを含んでも良い求人媒体だと思います。

色んな転職サイトを転々としてやっと自分の希望通りの仕事を見つけられました。問い合わせにもしっかり対応していただいて感謝です。何と言っても仕事数が半端ないところが強みだと思います！

参考：みん評

エン転職

エン転職の基本情報

エン転職の特徴

エン転職は、エン・ジャパン株式会社が運営する転職サイトです。

会員数のうち若手が多いのが特徴で、若手向けの求人を多く揃えています。

口コミサイトと連動するという機能を持っており、求人に応募する求職者は口コミを介して、応募先の企業を知ることができます。

企業との相性を重視したい人には、エン転職の利用がおすすめです。

エン転職のメリット・デメリット

エン転職の口コミ・評判

少なくともわけのわからないコンシェルジュからのゴリ押しなどは無いので、スカウトメールなどを頼りに自分で選択して自分で転職活動する分には普通なサイト。

ホームページには、いろいろな角度からの口コミもあったので参考になりました。不安な点や疑問に思うところは担当者がしっかりとフォローしてくれたので、信頼して任せることができました。

参考：みん評

手取り15万円はやばい仕事？2つの理由

手取り15万円がなぜやばいのか、その理由を以下にまとめました。

2つの理由をそれぞれ挙げて、解説していきます。

やばい理由1.できないことが多い

手取り15万円だと、できないことが多いです。

具体的になにができないのかを以下にまとめました。

などの弊害が起こります。

しかし、生活ができないというわけではありません。

手取り15万円だと、このくらい制限されるという程度です。

やばい理由2.生活が厳しくなる可能性が高い

物価が上がる中で、手取り15万円は厳しいと言わざるを得ません。

食料品や電気代などが上がり、水道代の値上げも避けられない状況です。

生活できないことはないのですが、節約などを含めて工夫して生活する必要があります。

手取り15万円の節約におすすめ7選

手取り15万円の方におすすめのやりくりを7つまとめました。

7つのコツを心掛ければ、手取り15万円でも豊かに過ごすことが可能です。

今回7つのコツをそれぞれ挙げて、やり方などを解説していきます。

その1.手取り15万円の家賃目安

手取り15万円に対する家賃の目安は5万円前後だと言われています。

家賃の相場は給料の3分の1とされているのですが、その理由は「家賃の割合が給料の3分の1を超えると生活が圧迫するから」です。

そこで、家賃以外の主な出費項目を以下にまとめました。

お住まいのアパートやマンション、生活状況によって、出費の項目が異なっていきます。

手取り15万円から家賃5万円を引いたときは残り10万円になるので、残り10万円でやりくりする必要があるというわけです。

また、家賃3万円のアパート・マンションに住んでも問題ありません。

節約のために、家賃が安いところに引っ越すという選択肢もあります。

その2.キャリアから格安SIMに切り替えること

キャリアから格安SIMに切り替えるのも、一人暮らしを豊かにするコツのひとつです。

格安SIMとは、簡単に説明しますと「キャリアより携帯料金を安く提供している業者」となります。

キャリアから格安SIMに切り替えたことで、従来の電話代より半分以下になったというケースがよく聞かれます。

最近のキャリアもサブブランドなどを作って、格安SIMとしてサービスを提供しています。

しかし、通信の品質はキャリアより格安SIMのほうが劣るのがデメリットです。

単純に電話とメールとインターネットしかやらないという人は、格安SIMがおすすめとなります。

その3.なるべく自炊を心掛けること

スーパーなどで食材を購入して料理するのも、一人暮らしを豊かにするひとつのコツです。

外食で済ませたり、コンビニで購入した弁当で済ましたりする人は多くいます。

毎日が外食やコンビニだと食費がかかり、予想以上の出費になるのがほとんどです。

また、食費を極端に抑えようと、インスタントラーメンやカップラーメンばかりになってしまうと栄養が偏ってしまいます。

自炊は食費を安く抑えるコツのひとつで、好きな料理を毎日食べられるなどのメリットがあります。

栄養バランスの整った料理を作ることもできるので、自炊するだけでも大きなメリットが得られるというわけです。

その4.酒・タバコ・ギャンブルをしないこと

酒とタバコとギャンブルをやるのは論外です。

生活に必要のない物ですし、パチンコや競馬などのギャンブルをやらなくても生活に影響は全くありません。

逆にやってはまってしまうと、生活が破綻してしまう可能性が高くなります。

1人暮らしの生活を豊かにしたいなら、いかなる理由があろうと、酒とタバコとギャンブルはやらないでください。

その5.電気と水道は必要以上に使わない

電気代と水道代は必要最低限に留めるのも、一人暮らしを豊かにするコツと言えます。

その理由を以下にまとめました。

必要以上に使わないことを心掛けることが、電気代と水道代の節約につながります。

その6.保険は掛け捨て型にする

保険は掛け捨て型で入ることをおすすめします。

なぜなら、貯蓄型より安いからです。

保険に入らないという選択肢もあるのですが、万が一、病気または事故などで入院したとき、高額の医療費などがかかります。

高額の医療費などを賄うために、保険の加入は欠かせません。

掛け捨て型の保険が数多くある中、おすすめなのが「都道府県民共済グループ」の保険です。

都道府県民共済グループは、県民共済、都民共済、府民共済、道民共済、全国共済の5種類あり、お住まいの地域によって加入できる共済グループが異なります。

掛け捨て型しかないのがデメリットですが、月々の料金が安く、コスパが高いのでおすすめです。

その7.その他に不必要な出費を避ける

その他に、不必要な出費を避けましょう。

不必要な出費とは、生活に必要のないものです。

出費が多ければ多いほど、生活が厳しくなります。

特に理由がなければ、必要のない出費を割けるようにしましょう。

手取り15万円でよくある質問

手取り15万円に関する、よくあるであろう質問を以下にまとめました。

3つの質問をそれぞれ挙げて、解説していきます。

手取り15万円で結婚・子育ては可能？

可能ですが、非常に厳しいのが現状です。

確かに、その手取りで結婚する人がいたり、子育てに励む人もいます。

しかし、現実は厳しく、満足な子育てができません。

女性も、安定した生活のために、高年収の男性を求めているのも事実です。

手取り15万円で結婚・子育ては可能ですが、厳しい生活を強いられるのは避けられないでしょう。

手取り15万円で車を買うことができる？

マイカーローンを利用すれば、手取り15万円でも車の購入が可能です。

住んでいるアパート・マンションの部屋から近いところにバス停または駅があれば、車はほとんどいらないでしょう。

しかし、駅がないしバスすらもない過疎地に住んでいる場合、車は絶対に必要です。

車は、税金が安い、中古車の軽自動車を選んだほうが堅実的となります。

一人暮らしより実家暮らしのほうが良い？

可能であれば、実家暮らしを選んだほうが良いでしょう。

単純に家賃がかからないのが理由ですが、家賃がかからないというのが大きなポイントです。

仮に家賃が5万円だとすると、実家暮らしだと家賃5万円はかかりません。

浮いたお金をそのまま貯金にすることもできます。

手取り15万円の仕事をしているなら、実家暮らしして5万円以上貯金していくのが理想です。

手取り15万円まとめ

手取り15万円でも、質素倹約を心掛ければ、余裕ある一人暮らしが可能です。

東京都だと家賃は高い傾向にあるのですが、地方だと家賃4万円以下で良い物件に住むことができます。

手取り15万円の段階から収入を上げる方法もあるのですが、どのような方法で収入を上げるのかはユーザー次第です。

手取り15万円の一人暮らし生活が厳しいと思ったら、出費を減らす、収入を上げるなどして対応しましょう。

※本記事はマイナビ社とのタイアップ記事となります。