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Interview社員インタビュー

自社開発のIRサービスで株式市場全体を活性化

経営企画室
野瀬 和宏
執行役員 経営企画室長
[ 2022年入社 ]

2001年ジー・アイアール・コーポレーション株式会社入社。上場企業のアニュアルレポートの企画・作成に従事。2004年インベスター・ネットワークス株式会社(現:株式会社ウィルズ)に入社。創業のメンバーとして参画し、IR-naviの営業、コンサルティングに従事。その後、複数の企業におけるIR業務に従事し、2023年株式会社ウィルズ 経営企画室執行役員として着任。

ウィルズの事業について教えてください。

ウィルズでは、上場企業と投資家をつなぐための様々なIR関連のサービスを提供しています。主なサービスは以下の3つです。

1.IR-navi
投資家と良好なコミュニケーションを構築するためのプラットフォームです。国内全ての上場企業、海外主要企業における、国内外機関投資家による株式保有状況機能や、決算説明会・投資家ミーティングを効率よく運営するためのツールを提供しています。現在、*359社の企業に導入されています。
2.プレミアム優待倶楽部
株主管理・株主優待をデジタル化し、ポイント機能を活用した新しいサービスです。株主の長期保有を促進し、株主管理のコスト削減にもつながります。このサービスは、*96社の企業で導入されています。

3.サステナビリティソリューション
統合報告書やサステナビリティレポート など、企業のサステナビリティに関する情報発信を支援するサービスです。国内外の豊富な受賞実績を持ち、大手企業を中心に多くの企業で利用されています。

また、バーチャル株主総会やオンライン決算説明会のサポートなど、企業のニーズに応じたサービスも展開しています。
ウィルズでは、これらのサービスを通じて、企業の成長と株主との信頼関係構築を支援しています。挑戦と成長を求める方に、最適な環境がここにあります。

*2024年12月時点

野瀬さんは創業メンバーでもありますが、当時のエピソードを教えてください。

創業当時のことは今も鮮明に覚えていて、永田町のビルの7階の一室からスタートし、自民党本部の裏にビルがあることから街宣車がうるさく、空調設備が良くないので、簡易型の冷房を買って自分で備え付けたことが記憶にあります。(笑) 当時は社長を含む4人でアニュアルレポートや事業報告書、IRコンサルをしながら、売上を作ると同時にIR-naviの開発を進めていました。

IR-naviは、毎週就業時間後に開発会社と打合せを行いながら、1年がかりで開発しました。そして、IR-naviのリリース当初は、毎日営業電話をかけてアポイントをとり、パソコンと持運び型プロジェクターを持ってプレゼンを行い、地道にプロダクトの魅力を伝えていました。 企業側の反応は上々で「これはすごい」などのお褒めの言葉を頂きましたが、導入企業数がゼロ、会社の知名度もゼロということもあり、なかなか受注にいたりませんでした。この頃は、電話してもアポが取れない、プレゼンしてもなかなか受注できないことが多かったですが、後がない(売らないとつぶれてしまうとの思い)ので必死で営業していました。

風向きがかわったのは、日本を代表する電気機器メーカー様がIR-naviを導入してからでした。その後は、大手企業様を中心にIR-naviの導入が拡大し、IR-naviの機能も導入企業様の声を反映することで競争力のある製品となりました。
その頃の私は、アニュアルレポートを制作しながら、IR-naviを販売し、国内外の判明調査資料作成及び報告など、非常に忙しい日々を送りながら「自分で売上を拡大している」という充実感を味わっていました。売上を作った分だけ給料が上がる仕組みでしたので、さらにモチベーションがあがりました。

一度離れたウィルズになぜ戻ってきたのか、ウィルズにはどんなチャンスがあるのか教えてください。

ウィルズを離れた後は約10年間プライム企業を中心にIR担当者としてIR活動を行っておりました。
その間はIR-naviを利用しIR面談の質的充実や海外ロードショーにおける訪問先投資家の選定、履歴管理やマイリストを利用したIR実務の効率化を図っていきました。
ある企業でIR担当者として着任した時の時価総額は250億円程度でしたが、株式を流動化させ、国内・海外機関投資家IRを積極的に行ったことで、時価総額が3600億円程度まで上昇したということがありました。海外機関投資家IRの重要性を実感したとともに、そもそも基本的な話ではありますが、株式の流動性の重要性を改めて実感しました。

そんなさ中、 2022年頃に代表の杉本から「ウィルズに戻ってこないか」との誘いがありました。IR-naviのリニューアルやプレミアム優待倶楽部の話を聞くと、これまでIR担当者として培ってきた経験やノウハウが事業拡大 に活かせると思い、戻ってきました。現在は、経営企画室配属ではありますが、IR-naviのリニューアルプロジェクトも担当しており、IR担当者目線での機能追加や拡充を進めています。IR担当者の「こまった」を解決し「これいいね」の機能を追加しますので、まだ開発途中ではありますが、私自身もリリースを非常に楽しみにしています。また、東証の上場維持基準の変更や持ち合い株式の解消、新NISAなどの影響もあり、上場企業は個人投資家へのアプローチが必須になりつつあります。それを背景にプレミアム優待倶楽部の問い合わせも増えてきており、さらなる拡大が期待できます。

ウィルズの今後の展望や方向性を教えてください。

ウィルズの今後の展望としては、IR-naviは、日本の上場企業だけではなく世界の上場企業と全ての資家を繋ぐプラットフォームとして、進化していく予定です。
当然マネタイズの対象も企業サイドだけではなく、全世界の投資家も対象になりますので、大きな成長のポテンシャルを秘めています。プレミアム優待倶楽部は、上場企業の株式需給の改善という点では、東証ではPBR(株価純資産倍率(Price Book-value Ratio)の略で、企業の株価水準を測る投資指標)1倍を割っている企業が多く、ポイント優待を導入する企業は今後も増えていくと考えています。
株主管理のDXプラットフォームとしては、大手企業を中心とした導入が増えてくると予想しています。
例えば、株主総会の招集通知ですが、大半の企業が郵送しています。これを電子的に通知することで、印刷コストや郵送コストを削減できますし、環境負荷の低減にもつながります。そして、株主管理の一部を当社が行うことになりますので、ビジネス領域の拡大にもつながります。また、プレミアム優待倶楽部の株主会員数は約70万人以上の登録がありますので、その会員に向けた新たなサービスを展開することも今後の拡大として期待できます。いずれにしても株式市場に参加する全てのプレイヤーに当社のサービスを利用してもらうことで、株式市場の活性化を目指していきたいと考えています。

ウィルズに興味を持っていただいたの方へメッセージをお願いします。

IR-naviとプレミアム優待倶楽部は、これまで存在しなかったサービスを自社で開発し、ブルーオーシャンを開いてサービスを提供してきました。他社のマネではなく、自分たちでサービスを考え作り出すという面白みがウィルズにはあります。日本の上場企業は約3,900社ですが、グローバル目線で見ると世界の上場企業は約25,000社になり、投資家は機関投資家と個人投資家を合わせると数億~数十億人規模のマーケットが存在します。

これらのマーケットに、IR-naviやプレミアム優待倶楽部をはじめとした「株主管理プラットフォームサービス」をもってビジネスを仕掛けに行く、もしくは新たなサービスを開発してマーケットを獲得していくことが可能です。自社オリジナルサービスを世界に広げていきたい、株式市場を活性化させることで経済成長に貢献したい、と思われる方にはぴったりな会社だと思います。

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